SUR PAROLE

言葉にのって

トランスペアレンシー・インターナショナルが怪しい国家ランキングを組んでおります。

世界汚職国家ランキング、北朝鮮とソマリアが今年も最悪

http://www.cnn.co.jp/business/35025451.html?tag=mcol;relStories

直観的にはこの汚職度ランキングの順位にはそこまで違和感無いんだけど、
このランキングの順位付けに関する記述が・・。

トランスペアレンシー・インターナショナルは、汚職の横行が最もひどい状況をゼロ、最も清潔な状況を10としてポイントを算出した。同団体のホームページによれば、公式統計の数字が実情を示しているとは限らないため、ポイントは「公共部門の汚職に対する評価を提供する立場にある人々の認識」に基づいて算出されたという。 

 

いや、いいですね~この怪しさ。
「公共部門の汚職に対する評価を提供する立場にある人々の認識に基づいて算出」ってどういう基準でどのくらいの母数で算出されてるか非常に興味があります。
これって、極端な話そこらへんに転がってるコンサル業者呼んできて「わしゃ~、あの国けしからんと思います。」という言質を取ったら減点 みたいな事も可能なわけで。そもそも「汚職」として白日の下に晒されている氷山の一角しかデータに加算できない事に加え、埋もれている分を評価者の主観によって推測するしかないではないか。
はっきり言ってしまえばこの手のデータに統計的価値は皆無であって単純に政治的な力関係で出てきてしまった感じになんとも言えない好感を覚えます。

しかもホームページを見てみたら、

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おい、ボランティア=アマチュアとは限らないですが、
どこぞの馬の骨かもわからん方々に評価活動の一端を担わせるでない。


というわけで来年の順位変動とその論拠についても大いに期待する次第でございます。